教育 鬱病

学校教員の職務実態と鬱病の関係

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色んな職場でもそうだとは思うのですが、
やはり学校という、子供たちへの大変な責任を伴う職場において、
生身の人間である教員・教師たちのストレス、苦悩も、
また大変重苦しいものがあるのです。

 

文科省における、公立学校の教員で鬱病など、
精神疾患で休職した人員の数が発表されていますが、
把握されているだけでも、平成26年以降、
だいたい年間5,000人ほどで推移し続けていると言われています。

 

この問題に付随してよく言われることですが、
日本の教員の労働時間というものが、
他国に比べて長い
のです。

 

たとえば、OECDにおける「国際教員指導環境調査」では、
2013年の時点で、日本では平均勤務時間が約54時間
それに対して、こちらの調査に参加した国々における
教師の平均勤務時間は約38時間です。

 

興味深い点は、日本はこれだけ勤務時間が長いのに、
生徒指導にあてた時間が、約17時間であり、
他の参加国の平均が約20時間となっているところです。

 

日本の教員たちの精神疾患の罹患率が高いのも、
こういった勤務時間の長さ、そして、
長さのなかでの活動の不均衡なバランス、
またそれに伴うストレスの強度などが関係していると考えられます。

 

また、私は高等学校でしたから、
まだ楽なところがあったかもですが、
中学校の教師の場合は授業や学級運営だけでなく、
教務・運営や、生徒指導、行事関係、
学校まわりや通路のパトロール、PTA関係など、
こまかに分かれていて、とても大変と聞きます。

 

私も睡眠時間をそうとう削ってやっていましたが、
それでも追いつきませんでした。
ささいなことに自分では思えることでも、
生徒が大げさに言うことでクレームが来ることがあります。

 

中にはとても怖い親御さんもいて、
女性相手でもすごい大声で怒鳴りつけてきますので、
教員といえども、みなさん人間ですので、
つねに何かに気を配っていなくてはならず、
ときには怯えていないといけないという、なにか気持ち悪い雰囲気があるのです。

 

そもそも、教育をすることが教員の仕事ですので、
教員自体がまずしっかりしていないといけないことが前提ですが、
だからこそ、必死にやらないといけないのですが、
先述したOECDの調査でも分かるとおり、
生徒と直接関わる時間というものが少なすぎるのです。
また、他にやらないといけないことが多く、
おろそかにならざるをえないところが実際にあるのです。

 

なにごとも、よく生徒と話し合える環境というのが重要です。
教師が自分をつねに正しく律しており、
その正しさから来る清浄なオーラがあると思いますので、
規律ある雰囲気・環境のなかで、しっかり生徒と関わり、
必要であれば、語弊があると思いますが指導・管理し、
そのためには、とにかく、みなに教える者であると同時に、
味方であり、助け手であり、ときには導き手であり、叱りつける者であり、
自分たちの側に立ってものごとを考えてくれる人間と見なしてもらえる信頼がなくてはならないと思います。

 

これは言うは易く行うは難しなのですが、
実際、教師と生徒といえども人間関係です。

 

生徒を子供扱いすることは一番よくないです。
その生徒なりの考えをしっかり聞く態度がまず教師に必要です。

 

個人的な教育論について話し出すと長くなりますが、
このような感じで、なかなか教師というのは現代において、
かなり大変な仕事だと思います。

 

どこかで手抜きしないとやってられない、
そんな無言の愚痴が、教員たちのなかで生きてきて、実際に感じられます。
難しい問題ですが、現状、教員へのストレスは凄まじいものがあり、
真面目に教師の職務をつとめる者ほど、精神疾患の罹患率は高まります。

 

いつか、学歴至上主義の教育のシステムは破綻すると感じます。
わたしたち教員が自分自身と向き合い、見つめ直すべきは、
やはり個々の人間関係、人間同士のつながり合いであり、
すべてはできませんが、身近な問題から、
一つひとつ、教師であり味方として、
なんとか苦しんでいる生徒たちと話し合える環境が大事だと思っています。

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