鬱病の典型的な症状で、意欲の低下がありますね。
気力が失われてしまっているのが鬱病の状態ですので、
そのときには、今までだったら出来ていた簡単なことすらできません。
掃除洗濯やお料理、外へ出ること、お風呂に入ること、
こういう日常的なことができなくなります。
ひどいときは、全くベッドから起き上がれないため、
薬を飲んだり、水を飲んだりするくらいが精一杯で、
あらゆる意欲が低下し、しなければという思いと、
できないという葛藤が苦痛を大きくさせてしまいます。
口数が減ってしまいますので、
家族などとの会話も難しく感じられてしまうことが多々あるかと思います。
わたしもひどいときには誰とも話したくなかったですし、
そもそも同じ空間に誰かといるということも嫌でしたが、
きついのが勝って、眠ることでひたすら回復を待つことしかできませんでした。
実は昨日の夜から恩師と年越しそばを食べながら、
新しい年を迎えようと計画していたのですが、
なぜかは分かりませんが、この意欲の低下が何の前触れもなく生じてきて、
行くことが億劫になってしまったのです。
それをはっきり恩師に伝えたら、大丈夫と言ってくれました。
その後、少し休んだら気力がちょっとだけ回復した気がしたので、
恩師に、「ちょっとだけいけそうです」とメールしたところ、
わざわざ色々買い込んで、うちに来てくれました。
そして、恩師はユーモアに優れた人ですから、
しゃべらないときはとことん無口ですが、
話をはじめたらとことん人を笑わせる能力があるのです。
それで、昨日はたくさん笑わせてもらって、
そのうち元気になってきて、会話が弾んで、
結局は、おいしい年越しそばを作ってもらって、
一緒に食べながら2019年を迎えることができました。
本当に、いつもいつも迷惑をかけてしまうというか、
そして助けてもらっているというか、頭が下がります。
でも、ピアノを弾いて調子がよく、夜を楽しみにして、
ブログもきっちり書いていたのに、なんででしょうかね。
急に気力がなくなって、苦しくなったのです。
こういうふうに、何が引き金になったのか分からない、
いきなりの落ち込みというか、気力喪失がありますので、
鬱病は本当に油断がならないと思います。
なので、少し治ったな、と思って色々やりだすと、
結果的には大変な反動がきて、長期の休暇を余儀なくされる、
なんてこともありえますので、本当に注意が必要だと実感しました。
恩師も、「いろいろやりすぎたんだと思うよ」と言っていました。
たしかに、回復を感じていて、言い方は不適切かもしれませんが、
調子に乗った、というところがあったように思います。
これはまた一つ勉強になりました。
回復の見極めというものは、とにかく慎重にしなければいけませんね(^^;)
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